BIKE TOKYO 2015参加&藤沢まで自走

BIKE TOKYO 2015

シルバーウィーク2日目の9月20日 日曜日、BIKE TOKYO 2015というイベントに参加してきました。

イベントの詳細はリンクを見ていただければと思いますが、昨年まで「東京シティサイクリング」と呼んでいたのが、米ニューヨーク市の「BIKE NEW YORK」にならって改名したとのことです。

BIKE NEW YORKの参加者は約3万人。片やBIKE TOKYOは1,500人と規模は小さく、東京マラソンほどの知名度はありませんが、今年で15回目とそれなりの実績はあるイベントのようです。

1ヶ月半くらい前に偶然このイベントのことを知り、直ぐにエントリーしました。(参加費は高校生以上6,000円)

コースは45.9km

コースは以下のように東京の中心の一番東京らしいポイントを結ぶ約46kmのコースです。
【スタート】有明(東京臨海広域防災公園) ~ 両国 〜 浅草 ~ 秋葉原 ~ 神保町 〜 飯田橋 〜 大久保 〜 新宿 ~ 初台 〜 代官山 〜 恵比寿 〜 六本木 ~ 霞ヶ関 〜 銀座 ~ 築地 ~ 【ゴール】有明(東京臨海広域防災公園)
※中間エイドステーション2ケ所(墨田区役所、都庁)

BIKETOKYO2015

東京は坂が多い街ですが、このコースは比較的高低差が少なくて初心者に優しいコースです。

実際、ロードバイクではなくいわゆるママチャリで参加している人も沢山いました。

スタートはグループ別に

1,500人も参加するということなので、事前に申告した時間帯別の5つのグループに分かれます。8時から10時まで30分間隔でAからEのグループ別、さらにグループの中での10人ずつくらいに分かれてスタートします。

特にタイムを争う競技ではなく16時までに帰って来ればどんなにゆっくり走っても良いという緩いルールしかありません。

スタートしてから10km過ぎくらいまでは、かなり団子状態になって走るので信号待ちでかなり停滞する感じです。

ニューヨークでのイベントはどうなのか興味がありますが、東京の場合はマラソンほど知名度もなく事前告知もほとんどないので、交通量の多い道路の左端を一列になって走るため、止まっている時間が長く感じます。

50kmもないので、3時間もあれば余裕でゴールできるだろうと計画を立てていたのですが、中間地点の都庁に着いたのがスタートしてからちょうど3時間後くらいでした。

それでも、コースの要所要所にはスタッフや警備員さんが立っていて誘導してくれるので安心して走ることができます。

いろんな街の表情が見える

この日はいろいろな街で秋祭りが行われていました。写真は東駒形付近で撮ったものです。

このように下町情緒満載なところもあれば代官山のようなお洒落な街を通ったり、自転車で空気を感じながら走るのはとても楽しいです。

東京に長年住んでいる人はもちろんですが、地方から来て東京をまだあまりよく知らない人が参加しても楽しめるイベントだと思います。

エイドステーション

途中2箇所のエイドステーションでは、水のペットボトルやバナナなどを配っています。

ちょうどトイレに行きたいと思っていたところだったので、助かりました。

気楽に参加した方が面白い

このようなイベントに参加するのは初めてだったのですが、いろいろ参考になりました。

1,500人も参加すると、ママチャリから高そうなロードバイクまでいろんな自転車が集まりますが、本格的なサイクリストはビンディング(固定式)・ペダルの人が多いように思いました。

ビンディング・ペダルはペダルを踏み込むだけでなく反対側に上げる時(引き足)も足がペダルに付いているので力を利用できます。信号が青に変わってダッシュした際も、(体力や機材自体が負けているのかもしれませんが)どんどんおいていかれます。

ただ、信号等で止まる度にペダルを外したり付けたりと、見ていて大変そうだなと思いました。別にタイムを競うようなイベントではないので、高いロードバイクを持っていない人は新たに買う必要はありません。

今回は一人で参加しましたが、家族や友人で参加して楽しく走った方が絶対に楽しめると思います。(並列して走るのは厳禁ですが。)

なるべく早い組でスタートして、途中おいしい店に寄って食事をするというのもいいかもしれません。

ゴールは5時間後

完走証

結局ゴールしたのは5時間後の14時半でした。

予定では12時から12時半くらいには戻って来る予定にしていたのですが、困ったことになりました。

実は、来る時は妻に車で自転車を運んでもらったのですが、帰りはそのまま自宅のある藤沢まで乗って帰るというかなり無謀な計画を立てていたのです。

エイドステーションで食べた果物以外は何も食べていなかったので、とりあえずは売りに来ていたソーキ丼(800円)を食べて帰路に備えることにしました。

ソーキ丼

腹が減っていたので一気に食べてしまいました。

藤沢に向けて出発

有明-藤沢

有明を15時過ぎに出て藤沢に向かいました。

いつかは東京から自転車で帰りたいと思って今回計画したのですが、このままでは確実に日が暮れてしまうのでかなり憂鬱になりながらも出発しました。(予定ではぎりぎり日没までには帰るつもりでした。)

帰りは体力が落ちているのでなるべく坂が少ない道を計画しました。普段仕事をしている品川のビルを横目に見ながら走るのはちょっとワクワクします。

糖分が切れる前に鶴見あたりでいなり寿司と巻寿司を食べ水分補給をしました。

その後横浜に差し掛かったあたりで日没となり、買っておいたライトが役に立ちました。

暗いと安全面で不安を覚えますが、慌てず慎重に走ることに気を配りました。

戸塚まで来てホッとする

戸塚まで来ると走り慣れた道になってちょっと安心です。藤沢まで後少しです。

道路標識も藤沢までの距離を知らせてくれます。

東京から自宅まで走ってみたいと思ったのは、震災で職場から歩いて帰ることのシミュレーションをしたいと考えたからなのですが、万一歩いて帰るようなことになったら同じように道路標識を見て安堵感を覚えるのでしょうか。

19:30に帰宅

いろいろ紆余曲折がありましたが、何とか自宅マンションに19:30に帰ることができました。

朝9:30にイベントでスタートしてから10時間後にやっと帰ってきました。

それにしても、イベント参加者でこんな距離を帰ったおバカな人は何人くらいいたのでしょうか?

夜は家族で焼肉

焼肉

激しい運動をして筋肉が傷んだ場合、良質のタンパク質を多く取って休養を十分取れば、「超回復」といって以前よりもっと筋肉が強化されるらしいです。

ということで、この日はシャワーを浴びてから家族でよく行く焼肉屋へ行きました。