今週の名言
「勇気とは不安を感じないことではない。勇気とは不安をコントロールすることだ。」
マーク・トウェイン
すみません、大嘘ついてました。(^^;
4月12日の投稿ORAエラーはいくつある?でORAエラーの数を数えてみたのですが、結果が大間違いであることがわかりました。
間違いの内容は既に記事を訂正していますのでそちらを見ていただければよいと思いますが、1ヶ月以上経っているのにこの件に対して誰からも何のツッコミもなかったということは、このブログもまだまだだなという悲しい現実を再認識させられました。
でも、他の人に指摘される前に自分で見つけられて正直ホッとしているというのも事実ですので、今後も自分できちんと検証し自信を持って記事を書いていくという方針は貫いていきたいと思います。
UTL_LMSパッケージを使う
最初に結論を書きますが、Oracleのエラー・メッセージを取得するにはUTL_LMS.GET_MESSAGEファンクションを使います。
このファンクションはかなり使えるので後で他の応用も紹介しますが、以前紹介したORAエラーの数を数えるのは以下のPL/SQLスクリプトで可能です。(環境はOracle 11.2.0.4)
SQL> set serveroutput on SQL> DECLARE 2 err_msg LONG; 3 err_cod PLS_INTEGER; 4 i PLS_INTEGER; 5 cnt NUMBER :=0; 6 BEGIN 7 FOR err_cod IN 1..99999 LOOP 8 i := UTL_LMS.GET_MESSAGE (err_cod, 'rdbms', 'ora', 'japanese', err_msg); 9 IF err_msg not like 'Message%not found%' THEN 10 -- DBMS_OUTPUT.PUT_LINE ('ORA-' || TO_CHAR (err_cod, 'FM00000') || ': ' || err_msg); 11 cnt := cnt +1; 12 END IF; 13 END LOOP; 14 DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('Nuber of Error Code : ' || cnt); 15 END; 16 / Nuber of Error Code : 18414 PL/SQL procedure successfully completed.
このスクリプト例ではあえてコメントアウトしていますが、11行目のコメントを外すとメッセージが得られます。
「ORAエラーはいくつある?」という問いに対しては18,414個という結果を答えとして挙げておきます。
(お時間のある方、是非数えてみてください。)
応用編:CRSエラーの数を数えてみる
SQLERRMファンクションは、ORAエラーのみを表示します(しかも余計な番号も含む)が、UTL_LMS.GET_MESSAGEファンクションは第2引数と第3引数を変えると、Oracle RDBMS以外の製品が出力するエラー・メッセージを取得することができます。(第4引数を変えると表示する言語を選択することができます。)
例えば、Oracle Grid Infrastructureのエラー・メッセージの場合は「crs」と「crs」を指定して以下のように実行します。(ハイライト行に注目)
SQL> DECLARE 2 err_msg LONG; 3 err_cod PLS_INTEGER; 4 i PLS_INTEGER; 5 cnt NUMBER :=0; 6 BEGIN 7 FOR err_cod IN 1..99999 LOOP 8 i := UTL_LMS.GET_MESSAGE (err_cod, 'crs', 'crs', 'japanese', err_msg); 9 IF err_msg not like 'Message%not found%' THEN 10 -- DBMS_OUTPUT.PUT_LINE ('CRS-' || TO_CHAR (err_cod, 'FM00000') || ': ' || err_msg); 11 cnt := cnt +1; 12 END IF; 13 END LOOP; 14 DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('Nuber of Error Code : ' || cnt); 15 END; 16 / Nuber of Error Code : 1778 PL/SQL procedure successfully completed.
CRSエラーは1,778個あることがわかりました。
今回はここまで