Kindleで即買い
この本は書店で立ち読みをして気になっていたのですが、今朝ひょんなことから著者の記事をEvernoteにクリップしていたのを読み返してみて、非常に心動かされるものがあったので、ベッドの中でiPad miniからKindleストアで即買いしてしまいました。
プログラムは技術だけでは動かない ~プログラミングで食べていくために知っておくべきこと [Kindle版]
私のハイライト
Kindleというのは本当に便利です。最初自宅ではiPad miniのKindleアプリで読んで、午後から買い物に出かけたついでにスタバでKindle Paperwhiteで続きを読んで、気がついてみたら10章あるうちの9章までを一気に読んでいました。
Kindleは読んで「いいね」と思った箇所にハイライトを付けることができて、あとから自宅のMacでハイライトした部分をまとめて
https://kindle.amazon.co.jp/your_highlights
のページで見返すことができます。(自分のアカウントでログインする必要があります。)
ちなみに私が付けたハイライトは以下の34箇所です。(数字は読書位置)
- どれだけ立派なプログラムを開発しても、だれにも使われなければ、作った意味があるのかな? 215
- 仕事としてのプログラミングとは、「技術自慢をする」のではなく「依頼者・利用者の要求を満たしてあげること」 221
- 「小俣さんは技術力があるのに、きちんと話ができて、とてもめずらしい人だ」 245
- オタク度の高いプログラマに仕事を頼むと「意外と時間がかかる」「そもそも仕上がらない」「融通が利かない」と感じることが多いのです 259
- 理想が高すぎるのが足を引っ張っている 262
- 「仕様を満たすためのプログラム構造・データ構造が完璧に固められないと、プログラミングに着手できない 262
- 行きすぎた共通化が原因 282
- 凝りすぎた構造は、ほかの人がなかなか理解できず、当人以外はメンテナンスできないという心配も高くなります 290
- プログラマとして重要なのは、「依頼者の課題を解決できているかどうか」 298
- 動くものを見ると、意外と違う意見も出てくるものです 326
- こちら側のリーダーが「それならお前に30分やるから、真のJavaと言えるレベルで作れ!」と言い、「かんたんなことだ」となりました。 361
- 「始めたことはやめない」という意地 378
- 「何が何でも1日1本分を書き続ける」ほうが重要 381
- 「開発は引き受けましょう。そのかわり、ドキュメントはこちらの分もそちらで引き取ってもらえないでしょうか?」 417
- 技術・仕様・分野などで「初めて」手がける際には、そもそも設計を最初から正しくできる可能性は低い 494
- 多くの失敗プロジェクトは「技術力不足」で失敗したのではなく、「プロジェクトの進め方」に問題があったのだと感じています。 521
- 新システムの売りである「自分でもカスタマイズ・機能追加ができる」という部分に対して、「自分でカスタマイズなどしたくない」という声が出てきました 565
- 「自己満足ではダメで、売り手・使い手がきちんと満足できるものが正解」 615
- 勉強会が盛り上がらない時は「プライドを傷つけられたくない」という思いが原因の1つなのだろうと感じています 679
- 「この指摘はあなたの人格を否定しているのではなく、業務として必要なことだから」 804
- 要するに「実績・成果で勝負しよう」と考えているのです。 814
- 知識で競い合う必要はなく、「得た知識で何をなし得たか?」がポイントだと考えるようにすればいいのです 823
- 意見が飛び交っている間は、まず説得はできないものだ 851
- 好きな分野・得意な分野だから、作りたいと思えるのです。 1001
- 「プロトタイプとして割り切る部分」と「最初からきちんと作る部分」を明確にして、本番にそのまま発展できるようにするのがお勧めです。 1021
- 機能が多いプログラムは、開発自体も大変ですが、テストも大変です。私は基本的に、ソースを書いたらすぐにその部分の動作確認を行い、1つ1つを確実な状態として積み重ねていきます。全体を組み上げてからテストをしても、ソースの細かいところまで確認することは不可能です。書いた部分は、書いた直後が一番頭に入っていますから、すぐに動作確認するのが一番なのです。 1027
- すぐに作り上げるために、ソースやノウハウを蓄積しておく 1192
- 周囲を巻き込みながら進める(特にテスト) 1194
- 作っておしまいではなく、それをどう活用するかが大事 1196
- 見積を要求された場合は、必ずプロトタイプで実験してから提案します。 1204
- こんなもの、作れない?」と知り合いから相談を受けて作ったものは「ほぼすべて」完成して、売れました。 1241
- IT業界には、技術や知識が豊富な人はたくさんいると感じています。しかし、技術や知識を活かして何かを生み出し、世に出している人はとても少ないと思います。 1289
- 「相手に自分の専門性を必要とされる」 1386
- ・海外での実績がある製品しか選ばない ・日本企業の製品を選びたくても、メーカーが競合相手なので選べない 1786
仕事で実際にプログラムを書く機会は少なくなったのですが、上で挙げたところはIT業界で成功するための秘訣のような気がします。
特に最近ブログを始めた者として非常に叱咤激励される内容でした。毎日20分のブログ執筆を目標にしようと思いました!